8月が終わる頃、ソトアソビ仲間のS先生に誘われて、幼魚水族館へ行った。
ここは幼魚をメインに展示している珍しい水族館だ。
ショッピングモールの中の一角に設置された水族館のためスペースは限られているが、幼魚に的を絞った展示は密度が濃くて、面白い。
S先生は幼魚が大好きで、幼魚水族館の年間パスを買ってしまったほどだ。
カエルアンコウ
入ってすぐ鮮やかな黄色のカエルアンコウに目を奪われた。
しかし、置物のようにじっとしたまま動かない。
生きているのか死んでいるのか見た目ではわからない。子供の頃に祭りで買った水にいれると膨らむおもちゃを思い出す質感だ。
水槽の横に「動かないのはチカラを貯めているのだ、イザ動くときはとても速い」といった趣旨の説明が書いてあるが、動いているのを見たことがない。
ふと思いついて、水槽のガラス越し、カエルアンコウの顔のあたりに指をゆっくり近づけていったら、稲妻のような速さでエサに食いつく動作をした。
説明書きのとおりだと感心したが、ここにいる他の魚はガラス越しの俺の指をエサと間違えることはないので、イザとなれば素早いが、どこかマヌケでかわいいと思った。
メジロダコ
貝から目を出して外の様子を伺っているのはタコだ。
このタコはメジロダコと言って、こうやって貝などの中に入るのが好きらしい。
撮影できなかったが、貝の中の様子を伺いながらスルスルと入っていく動作がなんとも愛らしく、すっかり気に入ってしまった。
幼魚水族館は規模は大きくないが、訪れるたびに幼魚の成長が見られたり、新たな幼魚が展示されていたりと、何かしら変化があって面白い。
幼魚水族館|カリブ館長の幼魚水族館 静岡県駿東郡清水町柿田川サントムーンオアシス
鈴木カリブが館長を務める幼魚水族館。静岡県駿東郡清水町柿田川サントムーンオアシスに開港
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